はじめに
久保田シリーズは、その味わいの違いだけでなく、銘柄ごとの価格帯にも大きな特徴があります。
この記事では、久保田の主要銘柄から限定品・派生銘柄まで、価格相場を徹底的に比較・整理。さらに、久保田の価格が高い理由や、お得に購入するコツも紹介します。
「どれを選べばいいか迷っている」「相場感を知りたい」という方はぜひ参考にしてください!
久保田主要銘柄の価格一覧(720ml基準)
銘柄 | 参考価格(720ml) | 特徴 |
---|---|---|
百寿 | 約1,200〜1,400円 | 手ごろなエントリーモデル |
千寿 | 約1,800〜2,200円 | 食中酒に最適な万能型 |
紅寿 | 約2,500〜2,800円 | 特約店限定、やや甘口バランス型 |
碧寿 | 約3,200〜3,800円 | 山廃仕込み、力強いコク |
翠寿 | 約3,500〜4,500円 | 夏季限定、生酒の爽快感 |
雪峰 | 約3,500〜4,000円 | アウトドア向けコラボ限定品 |
スパークリング久保田 | 約2,500〜3,000円 | 低アル微発泡、カジュアル日本酒 |
萬寿 | 約5,500〜6,000円 | 贈答用高級ライン、芳醇まろやか |
得月 | 約5,500〜7,000円 | 精米28%、超限定純米大吟醸 |
※価格は2025年時点の通販実勢ベース。流通や季節により変動あり。
容量別の価格イメージ
- 720ml(四合瓶):上記の価格帯が目安
- 1,800ml(一升瓶):基本的に720mlの約2〜2.5倍前後
銘柄 | 1,800ml参考価格 |
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千寿 | 約3,600〜4,800円 |
萬寿 | 約11,000〜13,000円 |
碧寿 | 約6,500〜8,000円 |
紅寿 | 約5,000〜5,600円 |
百寿 | 約2,400〜3,000円 |
※翠寿・スパークリングは基本的に720mlサイズのみ。
ギフトセット・飲み比べセット価格例
- 千寿・萬寿飲み比べセット(720ml×2本):約8,000〜9,000円
- 久保田飲み比べ5本セット(ミニボトル):約8,000〜9,000円
ギフト需要では、化粧箱入りや熨斗対応商品が人気です。
久保田の価格が高い理由とは?
原料米の厳選
久保田シリーズに使用される酒米は、全国でも評価の高い「山田錦」や「五百万石」といった特Aランクの酒造好適米に限定されています。これらの米は、通常の食用米に比べて生産量が少なく、品質管理も非常に厳格。そのため原料コストが高く、最終的な商品価格にも反映されます。
さらに、単なる品種選定だけでなく、契約農家と連携して栽培管理を徹底し、粒の大きさや心白(米の中心部)の割合まで細かく基準を設定。品質へのこだわりが価格に直結しているのです。
精米歩合の違い
久保田シリーズでは、銘柄ごとに精米歩合が明確に設定されています。千寿の55%、萬寿の35%、得月に至っては28%という、極限まで磨き上げた精米比率です。
精米歩合が低い=米の外側(タンパク質や脂質の多い部分)を削り落とし、中心部の澄んだデンプン質だけを使用することを意味します。これにより、雑味のないクリアな味わいが生まれますが、当然一粒あたりの使用量が減るため、原料コストがさらに上昇します。
また、精米には非常に時間と手間がかかり、精米機の摩耗やエネルギーコストも無視できない要素です。
仕込み・管理へのこだわり
久保田は、仕込み段階から徹底的に品質管理が行われています。低温長期発酵を基本とし、発酵温度をわずか数度単位で管理。これにより、雑味を極力抑え、澄み切った味わいを実現しています。
さらに、瓶詰後の流通段階でも冷蔵管理を徹底しており、消費者の手元に届くまで品質劣化を最小限に抑えています。このような丁寧な製造・流通管理体制が、高品質=高価格の背景にあります。
ブランドバリューと信頼性
久保田は1985年の誕生以来、「日本酒の新基準」を打ち立てたブランドとして認知されてきました。淡麗辛口ブームの火付け役であり、常に「高品質な日本酒」の代名詞として位置付けられています。
単なる味の良さだけでなく、「贈り物にして間違いない」「記念日に飲む価値がある」というブランド信頼性が、高価格帯でも選ばれ続ける要因となっています。
お得に購入するコツ
楽天・Amazonでセールを狙う
- 楽天市場では「お買い物マラソン」「スーパーセール」期間中にポイント還元を活用すると実質割引に。
- Amazonでもプライムデーや年末セールで久保田シリーズが特価になることがあります。
ふるさと納税を活用する
- 新潟県長岡市などのふるさと納税返礼品として、久保田セットが用意されていることも。
- 実質自己負担2,000円で高級ラインをゲットできるチャンスです。
特約店・地元酒販店をチェック
- 特約店では定価販売が基本。価格変動が少ないため、安定して購入できます。
- 季節ごとのキャンペーンや限定セットもあるので、店頭での情報収集もおすすめ。
まとめ
久保田シリーズは、1,000円台から7,000円台まで幅広い価格帯を展開しており、用途やシーンに応じて最適な一本を選ぶことができます。
「手軽に日常酒を楽しみたい」「贈答用に高級感のある一本を贈りたい」「希少な限定酒をコレクションしたい」——そんなさまざまなニーズに応えてくれるのが久保田ブランドの魅力です。
価格を知れば、もっと賢く、もっと楽しく久保田を選べるようになります!