はじめに
久保田シリーズといえば千寿・萬寿・碧寿・翠寿の4大銘柄が有名ですが、実はそれ以外にも個性豊かな派生銘柄や限定酒が存在しています。
この記事では、久保田ブランドをさらに深く楽しみたい人向けに、通常ラインナップには含まれない「紅寿」「百寿」「得月」「スパークリング久保田」「雪峰」などの銘柄を、より詳しく、臨場感たっぷりにご紹介します。
久保田の世界をもっと広げたい方、必見です。
久保田の派生銘柄一覧と特徴
銘柄 | 特徴 | 精米歩合 | 味わい | 参考価格(720ml) |
---|---|---|---|---|
百寿 | 最も手ごろなエントリーモデル | 65% | 軽快・やや辛口 | 約1,200〜1,400円 |
紅寿 | 特約店限定。やや甘口寄りのバランス型 | 55% | ふくらみのある旨味と軽い甘み | 約2,500〜2,800円 |
得月 | 超限定・精米28%の純米大吟醸 | 28% | 繊細・上品・フルーティー | 約5,500〜7,000円 |
スパークリング久保田 | 低アルコール・微発泡の生酒タイプ | - | 爽やか・ジューシー・軽快 | 約2,500〜3,000円 |
雪峰(せっぽう) | アウトドア仕様デザインの限定酒 | 50% | 力強くコク深い味わい | 約3,500〜4,000円 |
※価格帯は2025年現在、720ml基準です。
百寿(ひゃくじゅ)
百寿は、久保田シリーズの中でもっとも手ごろな価格で楽しめるエントリーモデルです。精米歩合は65%と千寿よりもやや粗めですが、その分、軽快でスッと飲みやすい辛口に仕上がっています。
派手な香りや重厚なコクはありませんが、食事と合わせたときに邪魔をしない「引き立て役」として秀逸。冷やして飲めばシャープな辛口、ぬる燗にすれば米の優しい甘みがほのかに広がります。
日常使いに最適な一本で、コストパフォーマンス重視派にもぴったり。Amazon・楽天などでも比較的安定して購入できます。
紅寿(こうじゅ)
紅寿は、千寿と萬寿の中間に位置する特約店流通限定の銘柄。精米歩合55%と千寿と同等ですが、味わいには千寿にはない「ふくらみ」と「軽い甘み」が感じられます。
柔らかな旨味とほどよい甘み、上品な香りが調和し、食中酒としての万能性も持ちながら、単独でもじっくり楽しめるバランス感。特に冷やでの飲み口は絶品です。
贈答用にも重宝され、「ちょっと差をつけたいギフトに最適」との声も。楽天・Amazonでも一部特約店経由で入手可能ですが、在庫はやや不安定なため早めの購入がおすすめです。
得月(とくげつ)
得月は、久保田シリーズ中もっとも精米率が高い贅沢な一本。なんと精米歩合28%まで磨かれた山田錦を使用し、限りなく透明感のある繊細な味わいを実現しています。
香りは上品なメロンや洋梨のようなフルーティーさ。口に含むと、羽のような軽やかさの中に奥深い旨味が感じられ、後口は潔くスッと消えていきます。
秋限定出荷で、非常に人気が高いため即完売も珍しくありません。楽天・Amazonでも流通はしますが、タイミング次第では見つけにくい場合もあります。
スパークリング久保田
日本酒の新しい楽しみ方を提案する一本、それがスパークリング久保田です。アルコール度数は低め(約10度)、生酒由来のフレッシュ感に、微炭酸の爽快な刺激が加わった一本。
乾杯酒としてもぴったりで、食前酒や軽めの食事と合わせると抜群の相性を発揮します。甘さ控えめの辛口スパークリングなので、ワイン感覚で気軽に楽しめる点もポイント。
流通は比較的安定しており、楽天・Amazonでも通常購入可能です。冷蔵配送商品なので、購入時は配送方法にも注意しましょう。
雪峰(せっぽう)
雪峰は、アウトドアブランド「スノーピーク」と朝日酒造のコラボレーションから生まれた特別な久保田です。ボトルデザインはマットブラックで、アウトドアシーンにも馴染む仕様。
味わいはしっかりとした米の旨味と酸味がバランス良く共存し、野外での食事(BBQ、焚き火料理)とも抜群に合います。常温〜ぬる燗あたりで楽しむと、より野趣あふれる魅力が引き立ちます。
シーズン限定品のため、楽天・Amazonでの販売はタイミングによりますが、近年は比較的入手しやすくなっています。
入手難易度・通販事情まとめ
銘柄 | 入手難易度 | 主な購入先 |
百寿 | 比較的安定 | Amazon、楽天、特約店 |
紅寿 | やや不安定(特約店経由) | Amazon、楽天、特約店 |
得月 | 季節限定・即完売注意 | Amazon、楽天(秋〜冬限定) |
スパークリング久保田 | 比較的安定 | Amazon、楽天、特約店 |
雪峰 | 季節限定・入荷タイミング依存 | Amazon、楽天、スノーピーク公式 |
まとめ
久保田シリーズには、千寿・萬寿・碧寿・翠寿という「王道4銘柄」だけでなく、紅寿・百寿・得月・スパークリング・雪峰といった魅力的な派生・限定銘柄が存在します。
これらは、久保田の世界をさらに広げ、より深く楽しむための素晴らしい選択肢です。定番だけでは物足りない方、もっと冒険してみたい方は、ぜひこれらの銘柄にもチャレンジしてみてください!
あなたの日本酒体験が、さらに豊かなものになること間違いありません。