はじめに
日本酒「久保田」といえば、幅広いラインナップを誇る銘柄群として知られています。
しかし、千寿や萬寿といった定番品だけでなく、碧寿、翠寿、紅寿、得月、スパークリング久保田、雪峰といった個性派銘柄も存在し、それぞれ味わいもコンセプトも大きく異なります。
この記事では、久保田シリーズ全体を網羅し、各銘柄の特徴や違いを詳しく解説。
これを読めば、あなたにぴったりの一本がきっと見つかります!
久保田シリーズ一覧【特徴・スペックまとめ】
久保田 千寿(せんじゅ)
- タイプ:吟醸酒
- 精米歩合:55%
- アルコール度数:15%
- 特徴:
- 軽やかでスッキリとした辛口。
- 飲み飽きしない食中酒として、日常の食卓に最適。
- 冷酒から燗酒まで幅広く対応できる柔軟さがあり、和洋問わず多様な料理と好相性。
- 「日本酒らしい日本酒」として、初心者から通まで納得の味わい。
- 参考価格:720ml 約1,800〜2,200円前後
久保田 萬寿(まんじゅ)
- タイプ:純米大吟醸酒
- 精米歩合:35%
- アルコール度数:15%
- 特徴:
- 芳醇な香りと、まろやかな旨味が特徴。
- 重厚感がありながら、後味には爽やかなキレを感じる絶妙なバランス。
- 特別な日や贈答用にふさわしい圧倒的な存在感を放つ一本。
- 「久保田=萬寿」とイメージするファンも多い代表格銘柄。
- 参考価格:720ml 約5,500〜6,000円前後
久保田 碧寿(へきじゅ)
- タイプ:純米大吟醸酒(山廃仕込み)
- 精米歩合:50%
- アルコール度数:15%
- 特徴:
- 山廃仕込み特有の力強い酸味と、米の旨味がしっかり感じられる。
- ぬる燗にすると旨味が一層引き立ち、秋冬の濃厚な料理と好相性。
- 碧寿ならではの複雑で深い余韻は、飲み手を虜にする魅力を持つ。
- 参考価格:720ml 約3,300〜3,600円前後
久保田 翠寿(すいじゅ)
- タイプ:純米大吟醸酒(生酒)
- 精米歩合:50%
- アルコール度数:14%
- 特徴:
- 非加熱の生酒ならではのフレッシュ感と瑞々しい味わい。
- 軽快な酸味と清涼感があり、暑い季節にぴったりの爽快感を演出。
- キリッと冷やして飲むと、果実を思わせる爽やかな余韻が楽しめる。
- 参考価格:720ml 約3,300〜3,600円前後(夏季限定)
久保田 紅寿(こうじゅ)
- タイプ:純米吟醸酒
- 精米歩合:55%
- アルコール度数:15%
- 特徴:
- 柔らかな甘みと控えめな香りが特徴で、家庭料理や普段使いに馴染みやすい。
- 優しい口当たりながらも、しっかりとした旨味があり、食中酒として秀逸。
- 特約店限定流通のため、ちょっとしたプレミア感も楽しめる。
- 参考価格:720ml 約2,500円前後
久保田 得月(とくげつ)
- タイプ:純米大吟醸酒
- 精米歩合:28%
- アルコール度数:15%
- 特徴:
- 極限まで磨き上げた米が生み出す、透明感と繊細さを極めた味わい。
- 秋にしか味わえない、年に一度の特別な一本。
- 白桃やメロンを思わせる上品な香りと、雑味のないクリアな後味。
- 参考価格:720ml 約5,500〜6,000円前後(秋季限定)
スパークリング久保田
- タイプ:発泡日本酒
- 容量:500ml
- アルコール度数:12%
- 特徴:
- 微発泡による爽やかな喉越しと、ほんのりとした甘みが特徴。
- フルーティーな香りで、ワインやシャンパン感覚で楽しめる日本酒。
- 乾杯用やカジュアルなパーティーシーンにぴったり。
- 参考価格:500ml 約1,485円(税込)
久保田 雪峰(せっぽう)
- タイプ:純米大吟醸酒(アウトドア向け)
- 容量:500ml
- アルコール度数:16%
- 特徴:
- スノーピークとのコラボによるアウトドア仕様の特別な日本酒。
- 力強い旨味と適度なコク、燗酒にも耐えるしっかりとした造り。
- キャンプシーンはもちろん、自宅での特別なディナーにもマッチ。
- 参考価格:500ml 約3,850円(税込)
シリーズごとの味わい傾向・選び方
- 日常使い・晩酌:千寿、紅寿
- 贈答用・格式重視:萬寿、得月
- アウトドア・燗酒派:碧寿、雪峰
- 夏向け・軽快タイプ:翠寿、スパークリング久保田
シーンや相手の好みに合わせて、最適な一本を選びましょう!
【関連Q&A】よくある質問
Q. 純米大吟醸と吟醸酒の違いは?
A.
- 吟醸酒は精米歩合60%以下で醸す酒。アルコール添加ありの場合も多い。
- 純米大吟醸酒は精米歩合50%以下、かつ米・水・麹のみで造る純粋な日本酒。
萬寿や得月は「純米大吟醸」、千寿は「吟醸酒」に分類されます。
Q. スパークリング久保田はどんなシーンに向いている?
A.
- 乾杯ドリンクやパーティーにぴったり。
- 日本酒初心者にも飲みやすいので、幅広い層におすすめです。
Q. 雪峰は家飲みでも楽しめる?
A.
- もちろんOK!
- 常温〜ぬる燗でじっくり味わうと、深みのある旨味が引き立ちます。
まとめ
久保田シリーズは、食中酒向きから贈答用、アウトドア仕様、スパークリングタイプまで、非常に多彩なラインナップを揃えています。
自分の好み、飲むシーン、贈る相手に応じて、ぴったりの一本を選びましょう。
ぜひ、久保田の豊かな世界を、あなたのライフスタイルに取り入れてください!